以前作成したparaniESD200およびZIG-100B用のレベル変換回路の回路図
PC側は秋月のFT232RLボードのIO電圧を3.3Vに設定し、
電源もFT232内臓レギュレータ(最大50mA)を使うことで回路を簡略化。
Buletoothを工場出荷時の設定で使う場合、この基板は不要。
しかし、万が一無線に不具合が起きた時の対応を考えると、
こういった治具は先に作った方が良い。
マイコンは5Vで動作させているのでレベル変換する。
5V-3.3V電源は秋月で100円で売ってるTA48M033Fセットを使用。
コンデンサ付きで売ってるのでお手軽電源として使えます。
マイコンのTXは20kΩと30kΩで分圧し、5Vを3Vに落としている。
ここは10kΩ・10kΩで2.5Vに分圧しても問題ない。
若干抵抗が高いので、115.2kbpsという速度を考えると、できれば数kΩで組んだほうが良い。
マイコンのRXは3.3V直で入れても良いが、
今回はデジタルトランジスタを2段組み、電圧変換用のバッファとした。
これはマイコンの入力が5Vでプルアップされているため、無線に電流が逆流しないようにするための措置。
なにより、誤って逆刺しした時無線に5V加わらないようにするフールプルーフとなっている。
通信速度が遅ければ、ダイオードとプルアップ抵抗を組み合わせた簡易回路でも可。
レベル変換ICを使えば一発で変換できるが、
こういう回路はいかに省スペースかつ手持ちの部品で実現できるかを考えるのが楽しい限り。
お手軽にRS232レベルへの変換を考えている場合、こちらのキットがお勧め。
RS232C-TTLレベル変換ケーブル
http://tool-kobo.ddo.jp/Files/Product/RS232_422/RS232CAB.htm
リバースタイプを使用すれば、PCのシリアルポートを無線で拡張する感じで使えます。
TTL-RS232Cレベル変換基板(リバースタイプ)
http://tool-kobo.ddo.jp/Files/Product/RS232PC/RS232PC.htm
無駄にLVTTL(3.3V)→RS232→TTL(5V)と変換するので、無駄があるのは確かですが、
マイコン側のシリアルが既にRS232レベルの場合、こちらを使うのも有効です。