近藤科学のサーボ「KRS-2552」の電流検出用の抵抗の抵抗値を確認してみた
計測方法は四端子法を用いる。
四端子法は計測する抵抗に任意の電流を流し、抵抗を流れる電流と、抵抗に発生する電位差から抵抗値を求める方法で、高感度な計測器がなくても1Ω以下の抵抗を計ることができる。
適当な定電流電源が無かったので、代わりに5Vのスイッチング電源と5Ωのセメント抵抗を用意し、ノートンの定理より1Aの定電流電源とした。
計測したところ、抵抗に0.9Aの電流が流れ、43.3mVの電圧が発生した。
オームの法則より、抵抗値は0.9Ax43.3mV=38.97mΩとなった。
この抵抗値ならば0.5A単位くらいでの電流計測は可能だろうと思われる。
ただ、50mΩ以下なので、0Ωジャンパーの可能性もある。
5V動作のPICで、100mA単位で電流計測をしようと思うと、100mΩ以上の抵抗は欲しくなる。
しかし、2012サイズに収めようとすると、1/4Wという電力制限で、平均1A程度と電流制限が厳しくなる。
10mΩ程度まで落とせば、2012でも3A流せるが、電流計測が難しくなる。
アンプを組んだり、サイズの大きい抵抗を使えば解決可能だが、スペース問題に悩まされる。
電流と電力とスペースの関係には苦労します。
さて、どうしたものか。